こんにちは、hiroyukiです。
日本酒「獺祭」で有名な旭酒造が
今年の新卒採用の初任給を9万円アップ
21万円→30万円に変更!とネットで
話題です。
その理由はなぜなのか?
桜井博志会長のビジョンに迫り、
徹底調査してみました。
「獺祭」・旭酒造を紹介
旭酒造株式
設立 昭和23年1月23日
代表者 代表取締役社長 桜井一宏
所在地 山口県岩国市周東町獺越2167-4
桜井博志(さくらい ひろし)
生年月日 1950年11月21日 71歳
出身大学 松山商科大学
「獺祭」・旭酒造を語る上でこの人物を
抜きには語れません。
旭酒造3代目社長
入社当時地元の中でも4番手、売上低迷で
会社をたたもうとしていた旭酒造を日本の
トップ10にランクイン!
世界20か国に輸出される人気酒・「獺祭」を生み出した張本人です。
なんと…9,700万円の売上を昨年140億円を越える会社にしました。
その桜井博志会長の名言が
「昨日と同じことを一生懸命頑張っていても飛躍はない」
その言葉通りに様々なことにチャレンジしていきます。
旭酒造の代表酒「旭富士」を「獺祭」に
変更したのが1990年。純米大吟醸に拘る酒造りに挑戦
吟醸酒は玄米の表面から40%以上削り取り、残した60%以下の白米を原料に用い、低温(5~10度)で長期間(30日以上)発酵させ、特別に吟味して製造した酒。当然価格も高く、テーブルワインのように気楽に飲める安価な普通酒とは違う。普通酒より高度な醸造技術を要求される。大吟醸酒になると、50%以上も削り取る。旭酒造にとって吟醸酒は初めて、ましてや大吟醸酒は夢のまた夢だった。しかも、原料の酒米は酒造好適米の王者といわれる「山田錦」しか使わない徹底ぶりだ。「獺祭」が世に出る90年までの6年間、吟醸酒造りを目指して試行錯誤や失敗が果てしなく続いた。
引用元:https://www.nippon.com/ja/features/c00618/
とにかく桜井博志会長が酒の”質”に拘った末に
生まれたお酒です。
筆者も日本酒が好きで様々なお酒を飲みましたが
「獺祭」を初めて飲んだ時なその飲み口や香りに
今まで飲んだことのない”品の良さ”を感じました。
フランス料理界の巨匠、ジョエル・ロブションも押し黙る
その上品な味わいに料理人も押し黙り
様々な料理との組み合わせを想像した。
桜井博志会長は世界のテーブルで勝負できる
ことを確信しアメリカ進出を決意
初任給を9万円上げた背景は?
「Dassai Blue」という名で発売される
出藍の誉れ(青は藍より出でて藍より青し)」から、米国獺祭は日本の獺祭を超える存在になってほしいということに期待を込めて命名されました。そのため設備も最高品質の純米大吟醸を造るために妥協の無いものとなっています。
完成予想図引用元:https://www.asahishuzo.ne.jp/news/info/005111.html
この挑戦により売り上げの倍増どころか
一桁アップを狙っていることでしょう!
アメリカではまだまだ日本酒はメジャーな
飲み物ではないかもしれません。しかし、
「獺祭」なら高級ワインのような味わいと
桜井博志会長が拘りぬいた本物の日本酒を
アメリカでも届けることができることでしょう。
2021年末から2022年にかけて急激な円安が
続いております。1ドル115円前後でスタート
した2022年も今や140円に迫る勢いです。
これは輸出産業には追い風なのです。
115円でしか売れなかったものが海外で
140円近くで売れるわけですから。
21年9月期の売上の50%以上が海外輸出
で占められ、世界が「獺祭」を求めている
という桜井博志会長の”確信”が”実績”に変わった
現在、人に投資することはなるべくして
なったと言えるでしょう。
桜井博志会長のビジョンとは?
「製造部の平均基本給を2倍に引き上げる」
「良いお酒を造るために優秀なスタッフがいるここにお金を使う」
まさにどこにお金を使うかの本質を見極めた人の発する言葉です。
まとめ
日本で最高の日本酒「獺祭」を生み出した
旭酒造が世界に挑戦する
世界一の品質のお酒「Dassai Blue」
を造るために”人に投資する”というビジョンと
円安という追い風が初任給9万円アップ
という投資に繋がっているのです。
今、優秀な企業は優秀な人材を求めています。
そして、報酬額で差別化を図ろうとしています。
そんな「獺祭」を生んだ旭酒造はこの先の
日本企業の進むべき道を照らしているのかもしれません。
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